今回は、傘を捨てずに有効活用する企業
「株式会社SHIFT PLUS」さんの取組をご紹介。
SHIFT PLUSさんは、高知県、高知市が平成27年4月に誘致したIT企業です。
この企業では、エコ活動として、
「社内の放置傘を整理し、共同傘として活用する」ということを行っているそうです。
もともと、放置傘が年々増え、傘立てのスペースを圧迫したり取り違えも多かったため、
どうにかしなければと思っていたという担当者のWさん。
社員の協力のもと整理をしたところ、所有者不明の傘が40本以上もあったということです。
そこで、その約40本の傘を「社員が自由に使える共有傘」として活用を始めたのだとか!
社員からも
「傘を忘れた時、雨が突然降ってきた時にとても便利!傘が整理され、入り口の景観もよくなった」
という声が上がっているそうです。
担当者の Wさんは
「日本ではビニール傘の大量廃棄が問題になっています。
社員一人ひとりの物を大切にする意識を養い、少しでもエコに貢献したいです。
また、その物を大切にする想いが人や仕事、環境、
強いては仲間を大切する気持ちにつながっていけばいいなと思っています。」と語ってくれました。
今やどこでも手軽に購入できる傘。
その便利さから、出かけた先で雨に降られたときについつい買ってしまう方も多いのではないでしょうか?
日本での傘の消費量は年間でなんと1億2000万本〜1億3000万本。(日本洋傘振興協議会より)
この数字は世界一と言われているそうです。
また、そのうち8,000万本がビニール傘。
ビニール傘は、生地部分に塩化ビニールが使用されており、焼却処理の際にダイオキシンや有害物質が発生してしまうため、
焼却できず、処理の際には埋め立てられ、環境に大きな負荷を与えてしまっています。
1本の傘を長く愛用したり、折りたたみ傘を持ち歩くようにすることがエコにつながります。
身近にできることから始めましょう🌎