高知県内の石灰産業を140年以上牽引する「井上石灰工業株式会社」にお伺いをさせていただき生産技術本部の高木さん(写真左)、小松さん(写真右)にお話を伺いました。

太陽光発電の導入に至ったきっかけ
小松さん:弊社では、石灰石を焼いて生石灰と消石灰という商品を製造し事業を展開しています。生石灰を焼石灰にする段階で、焼くという作業があり、そこで一酸化炭素や二酸化炭素といったものが排出されたり、石灰を追加工する際に灯油を使用したりと、エネルギー消費が多く、温暖化や製造原価の観点から、以前より再生可能エネルギーの導入を検討していました。
高木さん:弊社は以前より改善活動や経費削減に重きを置いていたのですが、実際に企業としてどんなことがやっていけるか考えた結果、生産技術グループが中心となって太陽光パネルの導入を会社に提案したのがきっかけです。

太陽光発電のメリット
高木さん: 二酸化炭素の排出量と電力消費量の削減に伴うコスト、電力自給率の向上など、様々なメリットがありましたが、一番目に見えてわかりやすかったのは電気料金が下がったことです。
小松さん:額面で言うと、削減できたコストは年間で約220万円、仁井田の作業所で約10%の削減ができました。太陽光発電の導入費用と比べましても、7〜8年ほどで回収できるものになります。

地域との共存
小松さん:小型ですが蓄電池も導入して、災害時に地域の方にも配電できるようにしています。仁井田の工場は海が近く、津波の被害を受けやすい場所になりますので、工場だけでなく、地域の方とも連携をとって乗り越えられるよう対策しております。

太陽光発電の未来への可能性
⼩松さん:現在の日本の発電は火力発電がメインとなっており、⽕⼒発電は化⽯燃料を燃やしているので多量のCO2を排出しています。そのような中で太陽光パネルを導⼊して⽇々の電気料⾦を下げつつ、CO2排出量も減らせるというのは、環境⾯でも費⽤⾯でも良い効果が出ると感じています。
高木さん:再生可能エネルギーの主力電力化が進み、石灰産業のような基幹産業においても、より一層脱炭素化が加速していくと思います。

太陽光発電の導入を検討している事業者に向けてのメッセージ
小松さん:太陽光発電を導入することによって、電気料金とCO2排出量を削減できます。導入にイニシャルコストがかかりますが、投資回収が十分可能になっておりますので、電気使用量が多い企業様は特に環境と経営、両面に大きな効果が見込めると思います。国と県の両方に補助金の制度があるので、よく調べて活用しながら導入を検討してみてください。
